【花蓮】豊田神社 その2:今も祀られている日本の不動明王の謎

豊田神社は、大正3年(1914年)建立、翌年6月に鎮座といわれています。祭神は大国魂命、大巳貴命、少彦名命、北白川宮能久親王です。 現在は、碧蓮寺というお寺になっています。台湾のお寺だというのに日本から持ち込まれた不動明王が祀られていて、日本と台湾の神仏が混合したなかなか興味深いお寺です。 ▲豊田神社の狛犬は、かわいらしい表情をしていて珍しい *日本人移民村の面影が多く残る花蓮 …

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飛虎将軍:台湾で神様になった日本軍人、故郷の水戸に里帰り

台湾南部の台南市にある「鎮安堂 飛虎将軍廟」。ここには旧日本帝国海軍の軍人で、零戦パイロットの杉浦茂峰少尉(当時は飛行兵曹長)が祀られています。一昨日9月22日、その杉浦少尉の御神像が、生まれ故郷の水戸に里帰りをしました。 ▲護国神社の御神輿に乗った台湾の神様「飛虎将軍」 *台湾で神様になって祀られている日本人・飛虎将軍とは?? 今年の5月、私が台湾を鉄道で一周した時、台南の飛虎将…

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【花蓮】豊田神社 その1:日本人だった御老人に出会った。

ここは花蓮県寿豊郷豊裡村、台湾鉄道台東線の豊田駅付近。戦前は豊田村と呼ばれた日本人の開拓村にあった豊田神社跡です。今年の5月、撮影の仕事で花蓮を訪れました。花蓮県は台湾中部の東側にあります。とても広くて北から南まで約140キロもあり、花蓮駅から豊田神社までは約20キロ離れています。駅周辺以外は大きな街はなく、ほとんどが田んぼや手付かずの自然だらけなので、私の中では台湾の北海道といった印象です。 …

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【新北】黄金神社 その2 :台湾に現存する最古?の神社遺跡、今では金運のパワースポット?

黄金神社の創建は、明治 31年(1898年)。祭神は、大国主命、猿田彦命、金山彦命の三神です。金山彦命は金の山の字のとおり、鉱山の神として信仰されています。今、黄金神社跡は金運上昇のパワースポットとして、ひそかに注目を集めているそうです。▲本殿跡から入り口方向を見たところ。標高はそれほど高くはないですが、周りを山にかこまれているせいか、神聖な雰囲気です。 *黄金神社と金鉱開発 …

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【新北】黄金神社 その1:謎の古代遺跡?

ここは新北市瑞芳区金瓜石の山の中、台湾で有名な観光地・九份から、さらに車で10分ほどの場所に謎の古代遺跡が・・・。 ▲印象的な謎の柱群。まるで古代遺跡のようだ この辺りは年間を通して降水量が多く、天候が不安定な場所として知られています。私がここを訪れた時も、小雨がぱらついていました。遺跡まで行く山道は途中から険しくなり、ようやくたどり着いた途端、晴れ間が広がり青い空を覗かせました。見上げ…

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湾生、中田芳子さん著『十四歳の夏』と花蓮の松園別館

「湾生」という方たちを御存知でしょうか?「湾生」とは、約70年前まで日本が統治していた台湾で生まれ育った日本人のことです。彼らは日本の敗戦により、生まれ故郷台湾を追われることになり、祖国日本へ戻られた方々です。しかし、日本では生活の基盤も何もなく、苦しい生活が待っていたのです。 ▲中田芳子さんの『十四歳の夏』、目頭が熱くなります。 松ぼっくりは花蓮の松園別館の百年老松のもので、お土産屋さん…

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鉄道で台湾一周してきました。

先月、2週間近くかけて台湾を一周する旅に行ってきました。仕事で台湾の旅の本の撮影のためですが・・・。なので神社遺跡をゆっくり見に行っている暇などなく、それでも空いた時間を利用して取材先の近くにある神社遺跡を巡る事ができました。しかし、時間をかけて写真を撮ることはまったくできず・・・。それでも何カ所も神社遺跡に行く事ができ、関係者の方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。  桃園空港に…

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【新北】猴硐神社 その2:炭坑の町の神社とさまざまな物語

ここは新北市瑞芳区。台北駅から約一時間、宜蘭線の猴硐駅から歩いて約15分。周辺には民家が数軒しかない、ひっそりとした山の中。猴硐はかつて鉱山として栄え、猴硐神社は鉱山で働く人々の安全を祈願するために作られた炭鉱会社の私設神社だったようです。 ▲猴硐駅前は炭坑の施設が廃墟のまま残されていて、その迫力に圧倒されてしまいました。 ▲猴硐神社正面鳥居  ▲階段を登ると本殿前だったと思わ…

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【新北】猴硐神社 その1:サルなのにネコ村にある朽ち果てそうな木の鳥居

ここは新北市瑞芳区。台北駅から約一時間、宜蘭線の猴硐駅から歩いて約15分。周辺には民家が数軒しかない、ひっそりとした山の中。猴硐神社は鳥居と灯籠と参道の階段だけが残り、周りの木々に埋もれ、自然と一体化しているようでした。 ▲2016年3月撮影 この辺りは別名猫村と呼ばれています。駅の名前は「猴硐(ホウトン)」。新北市のウェブサイトによると、昔は「猴洞」と呼ばれていて、サルの洞窟という…

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はじめに その4:神社破壊命令??

約70年前、異国の地に置き去りにされた日本の神社遺跡の数々。ガイドブックに載っていない、日本人にはあまり知られていない。波乱万丈な台湾の物語、異国に建てられた神社の運命・・・。 はじめに、の最終話。                                                                                                 …

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