【桃園】大渓神社 その1:バロック様式の古い街並みの中に眠る

大渓神社跡は、桃園市を流れる大漢渓という大きな川沿いの大渓老街のそばにあります。近くに鉄道の駅がないので、台鉄の桃園駅で降りてそこからバスかタクシーで行くことになります。私はその前に台湾の陶器を楽しみたかったので、桃園の一つ手前の鶯歌駅で降り、陶器街に寄ってからタクシーで大渓老街へ向かいました。鶯歌からはタクシーで、途中のどかな田園風景を楽しみながら30分ほどで到着しました。 …

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【台北】鳥居が立つ林森公園-台湾を愛し、台湾に愛された総督

MRTの中山駅から徒歩5分ほど。台北市内の林森公園に2基の鳥居があるのをご存知でしょうか。御神木のように大きく立派なアコウの木の下、大小の鳥居が周りを見わたすかのように立っています。台北のど真ん中に位置するこの公園に日本人が知らないで訪れたら、多分不思議な気持ちになるのではないでしょうか。 ▲広々として緑豊かな林森公園内の2基の鳥居 *台北の人々の生活に溶け込む日本の象徴 ふら…

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【新北】汐止神社 その2:鄭成功に次ぐ台湾の英雄??

汐止神社の歴史を、汐止忠順廟のWEBサイトで見ることができます。 中国語で書いてあるのですが、根気よく解読してみました。すると、汐止神社の歴史には2人の人物が浮かび上がってきました。ひとりは、日本の皇族である北白川宮能久親王(1847~1895年)。もうひとりは蘇樹森(1827~1903年)です。 ▲汐止神社一の鳥居、後ろから。数年前まで鳥居の前には橋が架かっており、鳥居の下の灯籠…

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【新北】汐止神社 その1:一瞬、ここは日本なのでは・・・と錯覚

台北駅から台鉄の各駅電車で20分弱の汐止駅。私が初めてここを訪れた時、電車の窓から見えた大きな赤い鳥居に、まるで初詣に来たような気分に・・・。汐止神社に行ったのはまだ台湾に残る神社を探し始めて初期の頃でしたので、電車の窓から見えた鳥居にワクワクしたのを思い出します。 ▲存在感を放つ赤い大鳥居 駅の改札を抜けて大通りに出ると、向かいに赤い4階建ての消防署の建物があり、その左側に赤い…

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【花蓮】豊田神社 その2:今も祀られている日本の不動明王の謎

豊田神社は、大正3年(1914年)建立、翌年6月に鎮座といわれています。祭神は大国魂命、大巳貴命、少彦名命、北白川宮能久親王です。 現在は、碧蓮寺というお寺になっています。台湾のお寺だというのに日本から持ち込まれた不動明王が祀られていて、日本と台湾の神仏が混合したなかなか興味深いお寺です。 ▲豊田神社の狛犬は、かわいらしい表情をしていて珍しい *日本人移民村の面影が多く残る花蓮 …

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飛虎将軍:台湾で神様になった日本軍人、故郷の水戸に里帰り

台湾南部の台南市にある「鎮安堂 飛虎将軍廟」。ここには旧日本帝国海軍の軍人で、零戦パイロットの杉浦茂峰少尉(当時は飛行兵曹長)が祀られています。一昨日9月22日、その杉浦少尉の御神像が、生まれ故郷の水戸に里帰りをしました。 ▲護国神社の御神輿に乗った台湾の神様「飛虎将軍」 *台湾で神様になって祀られている日本人・飛虎将軍とは?? 今年の5月、私が台湾を鉄道で一周した時、台南の飛虎将…

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【花蓮】豊田神社 その1:日本人だった御老人に出会った。

ここは花蓮県寿豊郷豊裡村、台湾鉄道台東線の豊田駅付近。戦前は豊田村と呼ばれた日本人の開拓村にあった豊田神社跡です。今年の5月、撮影の仕事で花蓮を訪れました。花蓮県は台湾中部の東側にあります。とても広くて北から南まで約140キロもあり、花蓮駅から豊田神社までは約20キロ離れています。駅周辺以外は大きな街はなく、ほとんどが田んぼや手付かずの自然だらけなので、私の中では台湾の北海道といった印象です。 …

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【新北】黄金神社 その2 :台湾に現存する最古?の神社遺跡、今では金運のパワースポット?

黄金神社の創建は、明治 31年(1898年)。祭神は、大国主命、猿田彦命、金山彦命の三神です。金山彦命は金の山の字のとおり、鉱山の神として信仰されています。今、黄金神社跡は金運上昇のパワースポットとして、ひそかに注目を集めているそうです。▲本殿跡から入り口方向を見たところ。標高はそれほど高くはないですが、周りを山にかこまれているせいか、神聖な雰囲気です。 *黄金神社と金鉱開発 …

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【新北】黄金神社 その1:謎の古代遺跡?

ここは新北市瑞芳区金瓜石の山の中、台湾で有名な観光地・九份から、さらに車で10分ほどの場所に謎の古代遺跡が・・・。 ▲印象的な謎の柱群。まるで古代遺跡のようだ この辺りは年間を通して降水量が多く、天候が不安定な場所として知られています。私がここを訪れた時も、小雨がぱらついていました。遺跡まで行く山道は途中から険しくなり、ようやくたどり着いた途端、晴れ間が広がり青い空を覗かせました。見上げ…

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湾生、中田芳子さん著『十四歳の夏』と花蓮の松園別館

「湾生」という方たちを御存知でしょうか?「湾生」とは、約70年前まで日本が統治していた台湾で生まれ育った日本人のことです。彼らは日本の敗戦により、生まれ故郷台湾を追われることになり、祖国日本へ戻られた方々です。しかし、日本では生活の基盤も何もなく、苦しい生活が待っていたのです。 ▲中田芳子さんの『十四歳の夏』、目頭が熱くなります。 松ぼっくりは花蓮の松園別館の百年老松のもので、お土産屋さん…

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